フランス初の3Dプリント住宅入居者決定

フランスで初めて3Dプリント住宅へ住民の入居が決まる

2018年3月フランス西部ブルターニュ半島南東部の都市ナントに建設された、フランス初となる3Dプリント住宅『Yhnova』(関連記事こちら)は、ナント大学の研究チームを中心に構成されたプロジェクトチームによって建設された建物で、延べ床面積95平方メートルの室内に、広い中央リビングと4つのベッドルームを備えている。

特許取得の3Dプリント方式でプリントされた住宅のコストはわずか179,000ポンド(約2,620万円)で、これは伝統的な工法を用いて建設された住宅よりも約20%安く施工された。

コンセプトモデルとなるこの3Dプリント住宅は、主要構造のプリントに54時間を要しているが、チームは近い将来、同規模の建設時間を33時間にまで短縮することができるとして、コストと時間の大幅な削減を目指し研究を進めている。

今回完成した3Dプリント住宅『Yhnova』には、抽選で選ばれた地元住民夫妻と3人の子供、計5人が入居することが決まり、主人も「このプロジェクトに参加することは大変光栄なことである」と語っている。

この建物には、屋内空気の質、湿度、温度、3Dプリント構造物の保守状況を把握するためのセンサーや監視システムが備えてあり、スマートフォンからすべてを制御できる「スマートハウス」になっている。また、建物は障害者にも住みやすいようバリアフリー設計を基本としており、車椅子でのアクセスも容易という。

チームの中心となるナント大学教授は現在、パリ北部に18棟の3Dプリント住宅を建設するプロジェクトや、700m四方の大型商業ビルの建設プロジェクトにも取り組んでいる。


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