リサイクル漁網から3Dプリントされたランプ

古い漁網からリサイクルされたフィラメントを使用し、環境に配慮された3Dプリント照明器具

オランダ・アイントホーフェンに本拠を置く業務用および一般消費者向けの照明機器開発メーカー Signify(旧社名:Philips Lighting)は、英国コーンウォールのフィラメントメーカー Fishy Filamentsリサイクル漁網フィラメントを用いて3Dプリントされた照明器具「Dropli Fishnet Lamp」を発売した。
関連記事:漁網からリサイクルされた3Dプリント用フィラメント

コーンウォールの海から集められた古い漁網を原料としたリサイクルフィラメントは、漁業組合から回収された漁網から100%リサイクルされたフィラメントで、高い引張強度、優れた耐衝撃性、低い表面摩擦性能を有しており、適度な柔軟性と高い強度が求められる用途に適している。

今回発表された「Dropli Fishnet Lamp」は、海岸をイメージした有機的なシルエットで、柔らかく落ち着きのある光を放つ。このランプの3Dテクスチャーは、砂丘や自然の水の流れなど、様々なテクスチャーシリーズがラインアップされている。

本製品の価格は181ドル(約26,000円)からで、Philips MyCreation から予約することが可能。またこの製品は、北米、アジア、ヨーロッパなどの拠点でオンデマンド生産されるため、完成品を輸送する手間が省けるだけでなく、漁網をリサイクルして3Dプリントしているため、海洋汚染の防止にも役立っている。


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