- 2018-10-11
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ドイツの大型3Dプリンタ「BigRep ONE」は学生フォーミュラーカー用車体を製造
ドイツの大型3Dプリンタ「BigRep」シリーズを展開するBigRep社は、同社の大型3Dプリンタ「BigRep ONE」を利用し、学生フォーミュラーカー用車体の部品製造に成功したことを発表。これに伴い、BigRep社の日本総代理店である株式会社イリスは、日本の学生フォーミュラに参加する大学や提携会社への支援、販売を強化する。
BigRep ONEで3Dプリントされた車体
学生フォーミュラとは、欧州で毎年開催される学生のエンジニアリングコンペティションで、自ら構想・設計・製作した車両によるものづくりの総合力を競い合う大会である。1981年にアメリカで始まったこの取り組みは、日本でも2003年から開催されている。
3Dプリンタ「BigRep ONE」は、造形サイズ1m3超の大型3Dプリンタで、これまで不可能だった原寸大の大型部品のプロトタイピングを可能にし、今回のような実物大の部品を金型なしでプリントすることができる。大型プリンタを活用することで、製造時間の短縮はもちろん、大幅なコスト削減も可能にしている。
BigRepシリーズは、欧州では自動車部品以外にも建築、医療、デザイン、家具、自転車など幅広く活用されており、今後も更なる活躍の幅が広がることが予想される。
BigRep ONE製品概要
- 製品名:BigRep ONE
- 販売開始日:2017年6月21日
- 造形サイズ:1,005×1,005×1,005 (mm)
- レイヤー解像度:400 – 900 μm (1.0 mmノズル)、150 – 400 μm (0.5 mmノズル)
※ 2.0 mmノズルは近日発売 - 造形方式:FFF – 熱溶解フィラメント製法
- 本体サイズ:1,850×2,250×1,725 (mm)
- 販売価格:約10,000,000円
- 製品案内:https://www.atpress.ne.jp/releases/167654/att_167654_1.pdf
- 国内販売元:株式会社イリス
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