世界初の3Dプリント製電動バイク「NERA E-Motorcycle」

BigRepは電子部品を除くすべての部品を3Dプリンタで製作した世界初の電動バイクを開発

ドイツのフランクフルトで開催されていたFormnext 2018で、最新の大型3Dプリンタ「PRO」と「EDGE」(関連記事はこちら)を発表したドイツの大型3DプリンタメーカーBigRepは、同社の大型3Dプリンタと材料を使用し、電子機器を除くすべての部品を3Dプリンタで製作した、世界初の電動バイク「NERA E-Motorcycle」を開発した。

NERA E-Motorcycleは、タイヤ、リム、フレーム、フォーク、シートを含むすべての部品をBigRepの大型3Dプリンタ「BigRep ONE」で造形したバイクで、3Dプリント製のエアレスタイヤは、BigRepの新しい材料「PRO FLEX TPU(熱可塑性ポリウレタンベースのフレキシブルフィラメント)」が使用されている。

NERAはこの電動バイクを開発するため、BigRepのアプリケーション開発部門「NOWLAB」と協力。NERA E-Motorcycleには、NOWLABが開発したエアレスタイヤ、機能統合、組み込みセンサ技術などが組み込まれている。

  • 製品名:NERA E-Motorcycle
  • 寸法:190cm x 90cm x 55cm
  • 総重量:約60kg
  • 3Dプリント部品数:15
  • 最大3Dプリント部品サイズ:120cm x 45cm x 20cm

NOWLABは、BigRepの革新的なAdditive Manufacturing技術をベースに、最先端の革新的なアプリケーションと技術的なソリューションを開発する研究部門で、製品設計、高度なエンジニアリング、ロボット工学、コンサルティング、デジタル製造など、製品を次のレベルに引き上げるためのユーザーサポートを展開している。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る