ホンダ・モンキーベースの3Dプリント製バイク「Jane」

金属3DプリンタでカスタマイズされたHONDA MONKEYベースのバイク「JANE」

フランスのデザインハウスVIBAは、70年代に人気を博したホンダのミニバイク「Monkey(モンキー)」にインスパイアされた3Dプリント製カスタムバイク『Jane』を発表した。


All Image:VIBA

VIBAは、リヨンで開催された「3D Print Congress and Exhibition 2018」で、金属3Dプリンタの専門企業SLM SolutionsとRolf Lenkを訪問。その後両社と提携し、Jane用3Dプリント部品を開発。

両社の協力を得て3台のSLMプリンタ(SLM 800、500、280)を使用し生成された3Dプリント部品は、燃料タンク、ゲージブラケット、配線用中空レバー、フロントラゲッジラック、マッドガードおよびヘッドライトサポートなどのカスタム部品で、60時間以上を掛けて全部品をプリントした。


3Dプリント製マッドガードとヘッドライトサポート

SLM 800 3Dプリンタを使用し、約20時間掛けて造形された厚さ1mmの燃料タンクは最も革新的な部分で、溶接される従来の燃料タンクとは対照的に、3Dプリンタで一体成型される燃料タンクの内部に軽量化と剛性アップのためハニカム構造を採用。これにより、走行中の燃料の揺れを防ぎ、より安定した乗り心地と走行性能を実現すると言う。


金属3Dプリンタで一体成型された燃料タンク

モンキーをベースとした3Dプリント製カスタムバイク『Jane』は23台限定で、VIBAのショップから予約することができる。価格や納期などの詳細については未定。

製品名『Jane』の由来は、モンキーやゴリラなど、ホンダZシリーズ人気時に文化的アイコンであった「ジェーン・フォンダ」と「ジェーン・バーキン」にちなんで命名された。


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