CIAが支援する企業が3Dプリント自転車を開発

Arevoは安価で高性能な3Dプリント自転車フレームと新CEO及びシリーズBの資金調達を発表

アメリカ合衆国の情報機関「CIA(中央情報局)」のベンチャーキャピタル部門などが支援する、シリコンバレーのスタートアップ「Arevo(アレボ)」は、カーボン素材の3Dプリントフレームを備えた自転車のプロトタイプを発表した。

Arevoの3Dプリント自転車フレームは、ロボットアームタイプの3Dプリンタとスピニングプレート、クラウドベースのソフトウェア、カスタマイズされたカーボン材料を組み合わせ、高強度な自転車フレームをプリントする。このシステムで生成される3Dプリント製フレームは、従来のカーボンファイバー製フレームよりも安価で、僅か300ドル(約33,000円)で製造できる。

シートステーを除いた単純設計の3Dプリントフレームは、安価なだけでなく、利用者の体格に合わせたカスタマイズが容易で、約18日間で自転車を完成させることができる。

ArevoはシリーズBの資金調達で、旭硝子、住友商事などの日本企業他、複数のベンチャーユニットから1,250万ドルの資金を調達。同社はこれまで、Khosla Venturesから700万ドルを調達し、CIAのベンチャーキャピタル・イン・Q-Telからも支援(金額非公開)を受けている。
また同社はこの調達と合わせ、AmazonとGoogleの物流業務を担当したジム・ミラー氏をCEOに任命したことを発表した。

同社は今回新たに調達した資金を活用し、航空宇宙部品などの高強度部品を製造するためのソフトウェアおよび製造プロセスの商業化を目指す。


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