- 2018-5-23
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金属3Dプリンタの造形プロセスで起こる不具合を事前予測するANSYS Additive Print/Additive Suite」
サイバネットシステムは、ANSYS,Inc.(米国ペンシルベニア州)が開発・販売する、3Dプリンタの造形プロセスで起こる不具合を事前予測する「ANSYS® Additive Print™(アンシス アディティブプリント)およびANSYS Additive Suite™(アンシス アディティブ スイート)」の販売および技術サポートを開始した。
エンジニアリング分野で急速に広がる金属3Dプリンティングだが、金属3Dプリンタで狙った形状を造形するためには、製造装置ごとの造形方法などを考慮する必要があったり、サポート材除去後の変形や熱処理による形状の歪みなどの不具合に対処したりする必要がある。
ANSYS Additive PrintおよびAdditive Suiteは、最も一般的に使用されるレーザー粉末床焼結方式に対応し、シミュレーションを実施することで、このような不具合を事前に予測することができる。これにより、トライアンドエラーを大幅に軽減し、金属3Dプリンタの造形にかかるコストを削減、納期短縮を実現する。
ANSYS Additive Print/Additive Suiteの特長
造形時に生じる変形を考慮した最終形状を予測し、トライ&エラーの回数を大幅に削減
Additive Print/Additive Suiteは、金属3Dプリンタの造形中に発生しうる以下のようなパーツの変形を予測し、シミュレーションすることが可能。造形前に事前予測を行うことで、トライ&エラーの回数を大幅に削減。
- 積層ごとの応力や変形
- サポート材除去後の変形・熱処理による熱歪み
- プレート上の造形物の残留応力
Additive Suite はANSYS® Mechanical Enterprise™のアドオンライセンスとして、トポロジー/ラティス形状最適化から構造および熱解析評価、プリントプロセスシミュレーションまでの完全なワークフローソリューションを提供。
歪みの自動補正機能により、狙い通りの形状の造形を実現
ANSYS Additive Print/Additive Suiteは、変形する形状を事前予測が可能なことに加え、さらに歪み補正済みのSTLファイルを自動作成することができる。
サポート材生成機能により造形過程における不良を防止
造形物を支えるサポート材は、厚すぎると除去のために過度な時間がかかり、逆に薄すぎると強度不足で破損することがある。ANSYS Additive Print/Additive Suiteには、サポート材の最適な形状を簡単に作成する機能が用意されており、造形過程における不良を未然に防ぐことが可能となる。
その他の特長
- 複数のAdditive Manufacturing装置の造形パターンに対応
- ブレード破損の検出
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