- 2017-12-8
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Carbonはユーザー条件に最適化された3Dラティス構造を自動的に生成する3Dプリントソリューションを開発
革新的な3Dプリント技術「CLIP テクノロジ」による高性能3DプリンタをリリースするCarbonは、ユーザーが入力する情報に基づいて、高性能な多孔質構造を自動生成する3Dプリントソリューションを開発。
重量やサイズなど、ユーザーが設計に必要な情報を入力すると、アプリケーションが特定の要件を満たすのに適した3Dラティス構造体と適用材料を提案。プログラムにより提案される構造物は、快適性、安全性、機能性に優れた、ユーザーのニーズに基づいた多孔質3Dプリント製品を製造することが可能になる。
Carbonのラティスソリューションワークフロー
この新たな3Dプリントソリューションは、Carbonソフトウェアと格子構造パラメータ、ベース材料を組み合わせたラティス構造ライブラリを活用し、完璧にシミュレートされた最終製品デザインを提案。ソフトウェアは、密度や機械的特性の異なる格子構造部品を生成し、ヘルメット、カーシート、スポーツ用品、整形外科用パッドなど、素材に加わる圧力を的確に捉え吸収(分散)する衝撃吸収部品を製造可能にする。
3Dプリントされる多孔質なラティス構造は、従来のフォーム技術と異なり、通気性など快適性に優れているため、アスリートのパフォーマンス向上にも大きく貢献することができる。
Carbonは、世界的スポーツウェアブランド「adidas」と提携し、この格子構造を採用した革新的な3Dプリントスニーカー『Futurecraft 4D シューズ』の量産(詳細はこちら)に挑戦しており、複雑な格子構造による3Dプリントミッドソールが、スニーカーの性能を新しい次元へと引き上げようとしている。
現在はまだ広く普及していない技術であるが、同社はCarbon Technical Partnerを通した企業間コラボにより、新たな材料開発や市場規模の拡大を計画している。
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