米国の研究チームは日本の折り紙を参考にした3Dプリントソフトロボティクス技術を開発
オハイオ州クリーブランドにあるケース・ウェスタン・リザーブ大学(CWRU)の助教授Kiju Lee率いる研究チームは、折り紙にインスピレーションを受けた3Dプリントソフトロボットを開発した。
「Twisted Tower Robot(TWISTER)」と名付けられたこのロボットは、日本の伝統的な「折り紙」を参考に、三角形、六角形、八角形の複数の正多角形層から構成された幾何学的な形状を有しており、曲げ、伸縮、ねじれなど、あらゆる方向に自由に曲げ伸ばしすることができる3Dプリントロボット(特許出願中)技術である。
CWRU研究チームのリーダーKiju Lee
複雑な動きに対応するTWISTERのアームは、Stratasysのインクジェット方式3Dプリンタ「Stratasys Objet350 Connex3」とVeroClearおよびTangoBlackPlus樹脂材料から生成されている。
研究チームは、このロボットを人間の体内に挿入できるまで小型化し、現行の腹腔鏡手術に代わる医療用ツールとして活用することや、完全に折りたたみ可能で、軽量でコンパクトなこのロボットの特徴を活かし、容積や重量に制限のあるロケット(長期ミッションを担う宇宙船)など様々な分野への適用を考え、研究をすすめている。
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