- 2017-7-30
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オンラインで購入できる世界初のカスタマイズ可能な3Dプリントジャケットをリリース
様々な3Dプリントファッションをリリースし、世界中で大きな話題となったイスラエルのファッションデザイナーDanit Pelegは、新たな取り組みとして、オンライン注文可能な3Dプリントジャケットの販売を開始した。
オンライン注文サイトはこちら
一般販売が開始された3Dプリントジャケットは、オンライン上から顧客のサイズや色の好みに合わせてパーソナライズすることが可能で、FilaFlex社製のゴムライクフィラメント素材をベースに3Dプリントされた複数のパーツを組み上げて仕立てられる。
ユーザーは、オンラインショップからの注文時、3Dプリントファブリックカラー、裏地材、バックプリント(最大5文字までの背面用装飾文字)、サイズなどをカスタマイズし、バーチャルフィッティング技術を介してデザインを完成させた後、商品を注文する。
こうして完成するジャケットは一着1,500ドル(約17万円)で、数量限定100枚で販売。
尚、完成したジャケットにはシリアル番号が刻まれ、プレミアムボックスに入れて発送される。
リオ・パラリンピックで披露された3Dプリントドレス
3Dプリントファッションの分野において彼女の名を一躍有名にしたのは、リオ・パラリンピック開会式で、ロボットアームと共に見事なダンスを披露した義足のスノーボーダーAmy Purdy(エイミー・パーディ)の存在がある。
この大舞台で着用された3Dプリントドレスは世界中のメディアで取り上げられ、大きな注目を集めるキッカケとなった。
リオ・パラリンピック開会式でエイミー・パーディが着用したDanit Pelegの3Dドレス
Danit Pelegは、Amy Purdyの体型に適した3Dプリントドレスを造るため、3Dキャプチャアプリ「Nettelo」を使用し、ベースとなる3Dボディを生成。限られた条件の中、仮想データを基に衣装をデザインし、約100時間掛けてこの3Dプリントドレスを完成させた。
Danit Pelegは、商業ベースの3Dプリントファッションを完成させるため、コネチカットを拠点とする「Gerber Technology(ガーバー・テクノロジー)」社とパートナーシップを締結。ガーバー・テクノロジーは、彼女のプロジェクトを遂行するために必要なワークフローソリューションとして同社のデザインツールAccuMark 3DとYuniquePLMをベースとした技術を提供している。
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