- 2017-5-16
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, FDM, FFF, SLS, 鉄道
独の鉄道会社Deutsche Bahnは3Dプリンタを利用し1万点以上の鉄道用部品を製造する
ドイツの首都ベルリンに本社を置く、ドイツ最大の鉄道会社Deutsche Bahn(以下 DB)は、3Dプリント技術をベースとした鉄道車両用部品の製造規模を拡大する。
現在までに3Dプリンタを使用し約1,000個のスペアパーツを生産してきたDBは、ヘッドレストや換気用グリルなど、プリント部品の製造数を2017年末までに倍増させ、2018年末までに1万5000点程度の3Dプリントコンポーネントを製造する計画を発表している。
3Dプリンタを利用したヘッドレスト部品の製造/DB AG
DBの3Dプリント部品は、コートフックなどの小物からラジエーターファンのプロペラ、ダストキャップ、振動レバーなど、車両メンテナンスなどに必要なスペアパーツを、在庫を持たずに短時間で用意するために3Dプリント技術を活用。これにより、従来の製造プロセスを大幅に短縮した部品供給が可能となった。
これまで、プラスチック部品の製造をメインとしていたDBの3Dプリント技術は、徐々に金属部品の製造にも幅を広げており、DBの製造ソリューションは今後より多くの部品製造に利用されることが予測される。
DBは、車両や鉄道関連施設等で利用される視覚障碍者用の点字プレートの製造にも、メタル3Dプリントの活用を検討している。
ベルリン中央鉄道駅の手すりに設置されている3Dプリント点字プレート
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