建設用3Dプリンタ開発の中国企業がサウジと大型契約

中国Winsunはサウジアラビアの建設会社と建設用3Dプリンタに関する大型契約を締結した

建設用3Dプリントシステムを開発する中国のWinsunは、サウジアラビアの建設会社 Al Mobty Contracting Company(以下 AI Mobty)に対し、100台の建設用3Dプリンタを約15億ドルでリースする契約を締結したことを発表した。
この契約は、サウジアラビアの国王 サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール一行の北京訪問時に取り交わされた。

Al Mobtyはこの3Dプリントシステムを利用し、3,000万㎡超の建築物を3Dプリントする建設を計画している。

3Dプリンタ導入のメリットと今後の展開

Al Mobtyは、建設用3Dプリンタの導入により、人件費の削減や建設時間の短縮と共に、廃棄される資材の大幅な削減などのメリットを得られるとしている。

この3Dプリントシステムの導入に当たりWinsunは、Al Mobtyに対し3Dプリンタの技術的サポートとWebプラットフォームへのアクセスを提供する。

Winsunは、2015年に自社の建設用3Dプリント技術を利用した3Dプリント住宅やマンションなどの建築物を世に送り出し、2016年にドバイに完成した世界初の3Dプリントオフィス建設などにも協力している。

中東では、ポスト石油経済の準備として、AIや3Dプリントなどの先端技術への投資を加速しており、UAEでは3Dプリント建設のための技術に関する新たな建設基準の標準化『Smart Buildability Index』を設置。
UAEを構成する首長国の一つであるドバイでは、2030年までに建築物の25%を3Dプリント技術を使って建てるという長期的な計画も発表している。

中東や中国以外にも、ロシアの建設会社「Apis Cor」社が24時間で建設した3Dプリント住宅や、オランダの建設3Dプリント技術を応用した建築研究プログラム「3D Print Canal House」など、より実践的な建設用3Dプリント技術の研究や実用化は、世界規模で展開されている。


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