- 2016-1-28
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コーディ・ウィルソンはオープンなカスタム銃開発のための3Dデータファイルの公開を計画中
全世界に大きな衝撃を与えた3Dプリント銃「the Liberator」の開発者で、WIREDが選出した「世界で最も危険な人物15」にも選ばれたコーディ・ウィルソン。
彼が代表を務める3Dプリント銃の開発団体「DD(Defense Distributed)」は、同団体が開発する卓上型CNC「Ghost Gunner」でも利用されていると思われる自動小銃(AR-15)製作用の3Dデータファイルの公開を計画している。
公開が予定されているAR-15用データはレシーバーなど一部のようだが、オンラインショップなどから販売される幾つかのパーツを追加することで、わずか$150程度で実段射撃可能な銃として完成させることができるそうです。
全世界で10万超ダウンロードを記録したLiberatorに次ぐ今回の自動小銃用データは、2016年4月頃全世界に公開される予定。
DDは2015年にカスタム銃などの製作に特化した卓上型CNC「Ghost Gunner」を開発、販売している。総額$1500程度で組みあがるこのマシンは、データ同様オープンソースを基本としており、アルミ素材の切削も可能な高性能小型CNC。
Ghost Gunnerには、ゴーストガンナー用に80%まで加工されたシリアル番号なしのAR-15用「アルミ製Lowerレシーバー($60)」が販売されており、このレシーバーを本体にセットすると自動的にキャリブレーションを実行し、残り20%の切削加工を行うことができます。
このマシン、銃造形以外にも上手く応用できればすごく良く出来たマシンなんですが…。
過去に公開された下リンク動画でも確認できる通り、このマシンから製造された銃は実弾連射にも耐えています。
しかしこれはアルミ削り出しの一部パーツを利用した物で、ほとんどの部品は実銃の物が流用されています。ハンドガン以上に強度が必要な自動小銃に3Dプリント造形された樹脂(PLA等)のパーツが使用できるかは、かなり疑問が残る部分ですね。
ただ、以前公開されたGhost Gunner関連映像(下リンク画像)の後半には、以前の記事「カーボン素材の高強度造形が可能なMark Oneの入手を画策する3Dプリント銃の創作者コーディ・ウィルソン」でお伝えしたMark Oneの姿も写っていますし、彼らも様々な3Dプリンターや素材を使った造形~実弾射撃テストなどを行っているのかもしれません。
ISILをはじめとした残虐なテロ行為が繰り返される中、彼らの行動がどういった影響を与えるのか非常に心配ですね。
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