Creality3Dプリンタ用オートメーションキット

3DQue、Creality社製3Dプリンタ用オートメーションキット2種類を発売

独自の3Dプリンタ・オートメーション技術を開発するバンクーバーのスタートアップ 3DQue は、完全に自動化された連続3Dプリントを実現するオートメーションキット「 Quinly(DIYキット)」 の新製品として「Creality CR-10」および「CR-6 SE」用の2種類の「 Quinly キット」 の発売を発表した。
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349ドル(約39,000円)で発売される2つのキットは、デスクトップ3Dプリンタを自律的に動かすことができる専用の傾斜フレーム、プリントベッド、プリンタ制御ソフトウェアによるバーチャル3Dプリンタオペレーターキットで、プリント後の造形物を取り外す際の面倒な手作業を排除し、作業時間を最大95%削減自動化することができる。

このシステムは、プリントラボ、オンデマンドメーカー、教育機関など、大量3Dプリント生産の自動化を求めるユーザーを対象としており、パーツの取り外し、ベッドのクリーニング、接着剤の塗布などの作業を自動化するだけでなく、ブラウザベースのプラットフォームを使用して、ビルドキュー全体をリモートでスケジュールすることもできる。

キット製品には、自動部品除去システム(フレーム)、VAAPRプリントベッド、プリンター制御ソフトウェア「Quinly」が含まれており、キットに同梱されるVAAPRビルドプレートは、ABS、PLA、HIPS、ナイロン、ASA、PCなど様々な材料に対応。このプレートはガラスやPEIではなく、コーティングやテクスチャーも施されていない代わりに、無毒で不燃性の特殊な素材を使用している。

システムがプリントを終えてVAAPRベッドが冷えると、プリントヘッドが移動して造形物を回収ベイに運ぶため、ビルドプレートを削ったり曲げたりする必要がない。

同社は、今回リリースされた2種に加え「Prusa MK3」「Ender 3」などの人気デスクトップ3Dプリンタに対応した製品も発売している。


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