新型セラミック3Dプリンタ「C3600 Ultimate」

3DCeram、Formnext 2019で新しいセラミック3Dプリンタ「C3600 Ultimate」を発表

日本の大手鋳造設備メーカー 新東工業(Sinto)傘下のフランスのセラミックス3Dプリンタメーカー 3DCeram(3Dセラム)は、2019年11月19日からドイツ・フランクフルトで開催されるAdditive Mmanufacturingと次世代インテリジェント工業生産に関する国際製造加工技術専門見本市「Formnext 2019」で、新しいセラミック3Dプリンタ『C3600 Ultimate』を発表する。

「C3600 Ultimate」は、高度なアプリケーションでの使用を目的に、大規模なセラミック部品の大量生産を可能にするよう設計された新しいセラミック3Dプリンタで、優れた耐食性と耐薬品性を備えたジルコニアや、歯科産業で一般的に使用されるバイオセラミックであるアルミナなどの高度なセラミック材料の他、幅広い材料を扱うことができ、航空宇宙、防衛、自動車、生物医学などの分野のコンポーネント生産に活用できる。

600x600x300mmのビルドボリュームを有する「C3600 Ultimate」は、4つのレーザーシステムによるSLAプリント技術を使用して、産業用途に適したプリント速度と品質を確保。航空宇宙産業用の衛星ミラーのような大型で高精度なセラミック部品の製造にも適ている。


C3600 Ulimateでプリントされたアルミナのミラー(450mm)

2017年、金属とセラミックを一緒にプリントできるマルチマテリアル・ハイブリッド・インタラクションシステム「C900H」をリリースした3DCeramは、同年に日本の鋳造設備メーカー新東工業(Sinto)グループに参加(関連記事こちら
新東工業は、3DCeramをSinto America部門に設置し、鋳造、表面処理および自動化産業に焦点を当た展開を行っている。


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