3Dプリントされた持続可能な住宅コミュニティ

コミュニティをより持続可能なものにするため設計された3Dプリント住宅地

イタリアの建築家 Valentino Gareri(バレンティーノ・ガレリ)率いる設計事務所バレンティーノ・ガレリ・アトリエは、大規模な建設3Dプリント技術を用いて、農村地域における持続可能なコミュニティ・ビレッジを形成することを目的とした建築プロジェクトを発表した。

All image : Valentino Gareri atelier

Sunflower Village(ひまわり村)」と名付けられたこのプロジェクトは、バレンティーノ・ガレリ・アトリエが設計し3Dプリントされた19棟の住宅から構成されており、中央の共有スペースを中心に、ひまわりのように太陽の輪に沿って放射状に土地と住宅を配置している。

建設時の現場では、中央に配置された大型の建設用3Dプリンタが、回転式テーブルのように移動しながら中央部から各敷地へ順番に19棟の住宅を3Dプリント。建設工事が完了するとその中央部がコミュニティの中心地となる。

各建物の形状は、屋根を覆うフレームレスの太陽光パネルが採用されており、敷地の緯度に応じて最も効率的に太陽エネルギーを収集できるよう角度やデザインが工夫されている。この太陽光を利用して蓄積されたエネルギーは、コミュニティ全体で共有される。

コロナ禍以降、在宅勤務を推奨する新しい政策に後押しされるかたちで、大都市の中心地から比較的都市部に近い郊外への人口流出が増加している。


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