3Dプリント技術で造型された人工サンゴが死滅した珊瑚礁の生態系を救う
オーストラリアの民間組織リーフデザイン・ラボ(RDL)と、オーストラリアの建築家ジェームズ・ガーディナーは、3Dプリント技術で造形された人工サンゴを用いて、海洋生物を保護する活動を展開。
2014年にご紹介したイタリアの発明家エンリコディーニの手によって生まれたエコプロジェクト(関連記事はこちら)で開発された技術をベースに、温室効果ガス排出量の低い砂岩材料を利用し、人工の3Dプリントサンゴを成形。
3Dプリント技術を用いることで、従来の成形技術では実現できなかったような複雑な形状が再現可能となり、よりリアルなサンゴを生成できる。
この技術を用いて3Dプリントされた人工サンゴを死滅した珊瑚礁域に設置し、海洋生物を保護するための代替環境を構築。これにより、新た種を保つことができるという。
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