ソーラーパワー3Dプリンター

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太陽光と砂を使ってガラス作品を3Dプリント

先日、土壌顆粒を利用した建築プリント研究プロジェクト「Stone Spray Project」をお伝えしましたが、今回紹介する「Solar Sinter Project」はロンドンのデザイン科学生Markus Kayserが考案した新しい3Dプリント技術です。

「Solar Sinter Project」は、太陽光をレンズで集光し容器内に溜めた砂に当てて熱で溶かし、再び冷却してガラス作品を成形するというプリントシステム。なんだか小学生の理科の実験を思い出すようなシステムですが、仕組みはかなり大がかり。
主な装備は、ソーラーパネル、成形用の砂容器、レンズ、バッテリー、回路など

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まるで火星など異星を連想させるような風景のサハラ砂漠で実施されたテストでは、地表の砂を容器に集めてガラス作品を成形しています。
プリンタ本体は太陽の動きを追尾し常に成形容器に集光ポイントが向くよう調整され、ソーラーパネルとバッテリーからの電源供給により稼働しています。現時点ではまだまだ試験レベルのプロジェクトですが、大変面白い試みですね。

太陽光によって溶かされる砂の様子は、なんともグロテスク

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作業を終えたら撤収~ なんとも平和な感じの絵です

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当然現時点では品質などを追及できるレベルではありませんが、NASAによる宇宙空間での3Dプリント技術研究なども進んでいますし、いつか他の星の地表でもこんな変わったプリント作業が行われている可能性もあります。こういった現地の土壌を使った造形技術は、災害時や貧困地域への活用はもちろん、様々な場面への応用研究がとても大切な分野ではないでしょうか。

SolarSinterProject10

作業中の動画はこちらから

 

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