骨の修復に生分解性3Dプリント複合材料を開発

骨折した骨の修復ために開発される生分解性3Dプリント材料

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HPの新型3Dプリンター「マルチジェットフュージョン技術」用粉末材料の開発も手掛けるドイツの特殊化学品メーカーEvonic Industriesは、骨折した骨の固定に使用することができる新しい生分解性3Dプリント複合材料の研究開発を行っています。

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アラバマ州にある同社の医療機器研究機関では、従来の金属製インプラントの代替として利用可能な生分解性3Dプリント複合材料を研究中。

これまでの金属製インプラントは、術後も体内に残されたままとなる場合がほとんどですが
同社が研究する生分解性複合材料は、材料の分子組成・鎖長・結晶化度に応じ、数週間から数ヶ月の範囲に渡って二酸化炭素と水に分解され、骨の治癒に応じて徐々に体内吸収される仕組みとなっている。

現在開発中のこの複合材料は、最終的には従来の金属インプラントに置き換わる素材として期待されています。

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従来の金属インプラントと異なり、患者固有に最適なデバイスを生成することができる3Dプリント技術は、今後の医療現場には欠かせないツールとなるのは間違いありませんね。


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