玩具メーカーが開発した子供用3Dプリンター

Autodeskと玩具大手マテルが$300で購入可能な子供向け3Dプリンタをリリース

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2015年にAutodeskと提携した玩具メーカー大手のマテル社は、カラフルで手頃な価格で購入可能な子供向け3Dプリンター『ThingMaker 3Dプリンタ』を開発しました。

子供(13歳以上)を対象とした『ThingMaker 3Dプリンタ』には、3Dプリント中の自動ドアロック機能や加熱ヘッドの格納機能(プリント後の加熱ヘッドが手の届かない場所へ引っ込む機能)など、子供の利用に対し安全性に配慮した機能が備えられています(用途や機能を考えると、対象年齢的には小学校低学年向けといった感じでしょうか)。

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ThingMaker専用PLAフィラメントカートリッジ

ThingMakerの操作は、既にリリースされている『THINGMAKER DESIGN(iOS・Android)』アプリを利用することが前提とされており、ライブラリ化されたデザインデータ(妖精、恐竜、スケルトン、ロボット、ウェアラブル、その他多数)からドラッグ&ドロップの簡単操作で3Dオブジェクトのカスタマイズを実行することができる。
操作が容易なTHINGMAKER DESIGNアプリを利用することで、難易度の高い3Dモデリングのプロセスを、より簡単に感覚的に体験できるようにしている。

今後、バービーなど他社有名ブランドのキャラクターなどをライブラリ化する計画もあり、ライセンスされるキャラクター次第で市場の拡大も期待できそうですね。

※リリース済みのTHINGMAKER DESIGNで生成した3Dデータは、既存の3Dプリンターで出力が可能です。

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昨今、STEM関連への3Dプリンターの導入が増える中、マテル社は玩具メーカーとしての専門的なノウハウを生かし、この分野への参入とシェア拡大を計画しています。

ThingMaker 3Dプリンタは、2016年秋頃を目処に米アマゾンから$299.99ドル(予価)で販売予定。


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