ドバイに建設中だった世界初の3Dプリントオフィスが完成

ドバイ政府はわずか17日間で世界初となる3Dプリントオフィスを建設

約1年ほど前にお伝えした、ドバイ政府公式プロジェクト「世界初の3Dプリントオフィス」がいよいよ完成し、その全容がお披露目された。

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@HHShkMohd

完成した世界初の3Dプリントオフィスは、約250㎡の床面積を要する建物で、着工から僅か17日間(水道、電気、空調工事期間含)で完成。

ベースとなるコンクリート3Dプリント躯体は、中国と英国の専門家チームによって特別に用意された、高さ20フィート×長さ120フィート×幅40フィートのカスタム3Dプリントロボットによってプリントされた。

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@HHShkMohd

この3Dプリントオフィスは、ドバイ未来財団の仮事務所として利用される予定で、今後ドバイ政府が掲げる3Dプリント建築プロジェクトのコンセプトモデル的な意味を持ち合わせている。

この建物の材料には、強化繊維プラスチックとガラス繊維強化石膏を原料に含めた特別な補強コンクリートが用いられており、窓には直射日光から屋内を保護するカスタムウィンドウシェードなどの省エネ設備もインストール。

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同プロジェクトでは、3Dプリント技術を有効的に活用することで、通常の建設工程よりも最大60%の廃棄物削減と、最大70%の工期短縮を実現。
また、今回の工事に携わった人間は、3Dプリンタの専門家1人、職人7人、電気技師10人の計18人のみと、工事期間中に関わる人員を減らすことにより、約80%の人件費削減を達成し、原価$140,000というローコスト化を実現。

ドバイ政府の戦略

ドバイ政府は、2030年までに建築物の25%を3Dプリント技術を使って建てるという長期的な戦略を計画中で、このような未来的な戦略を展開するドバイ政府は、3Dプリンタ市場の拡大について以下のように予想している。

  • 3Dプリント建築分野
    大幅なコストと工期を圧縮すると共に、有害材料や廃棄物を削減できる3Dプリント建設は、2025年までに$8億(US)に達すると予想。
  • 3Dプリント医療製品
    3Dプリント歯、3Dプリント骨、3Dプリント臓器だけでなく、医療・外科機器、人工装具、補聴器など、医薬品部門は2025年までに$4.62億(US)に達すると予想。
  • 3Dプリントコンシューマープロダクツ
    光学系、ファッション、ジュエリー、ゲームや3Dプリント技術を応用したファストフード関連製品や家庭用品などの部門では、2025年までに$7.62億(US)に達すると予想。

3Dプリント技術を含めた技術革新が飛躍的に進めば、この数値を遥かに上回る市場へと拡大する可能性を秘めているかもしれません。

そしてドバイ政府は、これらに対して莫大な資金を投資しており、プロジェクトは速度を増すように推し進められている。
こういった速度感は、日本のそれとはかなり違うように感じてしまいますね。

また、この2030年目標のプロジェクトの一つには、全交通機関の25%に自動運転車を導入するという計画も含まれている。


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