三菱ケミカル子会社バイオエンジニアリング3Dプリンタ用フィラメント「DURABIO」をリリース
三菱ケミカルの子会社Verbatimは、三菱ケミカルが開発したバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(以下 デュラビオ)」をベースとした3Dプリンタ用フィラメントの発売を発表した。
デュラビオは、植物由来のイソソルバイド(イソソルビド)が主原料のバイオエンジニアリングプラスチックで、ビスフェノールA(BPA)を原料とする従来のポリカーボネート樹脂と比較し、高い透明性、優れた光学特性などの特徴があるとともに、耐傷付き性に優れ、PC樹脂に匹敵する耐衝撃特性を示す。
デュラビオは、植物由来のポリマーだが生分解性ポリマーではなく、耐久性に優れており、光学・エネルギー関連部材や、高機能ガラスの代替部材、電子機器・自動車の筐体・内外装材など、幅広い分野への展開が可能な材料で、高い光透過性とUV耐性を活かし、タッチスクリーンコンソールやダッシュボードトリム、外部ラジエーターグリルなど、自動車や携帯電話業界に採用されている。
デュラビオフィラメントは2019年1月の販売開始を予定しており、同社は11月13日から16日までドイツ・フランクフルトで開催されるFormnext 2018でサンプルを配布する予定である。
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