米海軍、潜水艦内に3Dプリンタを導入

米海軍、原子力潜水艦にMarkforgedの3Dプリンタを設置

米国海軍海システム司令部(以下 NAVSEA)は、海軍海上戦闘センター(NSWC)、海軍海洋システムコマンド水上戦闘センターの1つである「NSWC Carderock」、海軍魚雷ステーション(NUWC)と共同で、米国海軍の攻撃型原子力潜水艦ニューハンプシャー・バージニア(USS New Hampshire, SSN-778)の艦内に、Markforged のポリマーベース3Dプリントシステム「Markforged X7 field edition additive manufacturing」を設置した。

「Markforged X7 field edition」は、運用の安定性と高耐久性の炭素繊維強化ナイロン素材をプリントできる能力を持つ機種として選ばれたもので、これらの材料から造られる部品は、潜水艦内で従来とは異なる修理を行うために使用され、ニューハンプシャーの自立と前方展開能力を強化するとしている。

米海軍は、1年程前に艦隊に3Dプリンタを搭載すると発表して以来、3隻の空母を含む9隻の水上艦と4隻の潜水艦に3Dプリンタの装備を開始。2022年には、水陸両用強襲クラス艦USSバターン・ワスプが、316Lステンレス鋼を製造できる金属3Dプリントシステムを導入するなど、米海軍におけるAM技術の適用範囲は多岐に渡り拡大している。
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