最長3mの金属部品が製造可能な3Dプリントシステム

SLM Solutions、最長3mの金属部品が製造可能な世界初のソリューションを発表

日本の光学機器メーカー Nikon 傘下で、ドイツのリューベックに本社を置く金属3Dプリンタメーカー大手 SLM Solutions (以下 SLM)は、最大3×1.2×1.2メートル(幅x奥行x高さ)の高品質金属部品の生産を可能にする革新的な金属3Dプリントソリューションのコンセプトを発表した。

積層造形は、造形室の大きさ応じて限界値が設けられており、大型部品を造形する際も造形室の大きさを超える物を造ることができない場合が多い。SLMは、この問題を解決するための革新的なフレキシブルなシステムを開発。このシステムでは、最大330cm³/hの造形速度で、直径1.8メートル×高さ1.6メートルの円筒形パーツや、3.0×1.2×1.2メートルまでの長尺パーツを製造することができるという。

この新しいソリューションにより、これまで不可能だった超大型金属部品の積層造形が可能になると同時に、設計の自由度の向上や複数の部品の統合をなど、SLM技術のあらゆる利点を活かした部品製造環境を提供する。

SLMのCEOであるSam O’Leary氏は「このシステムは、これまで認められていた幾何学的な制約を取り払い、AMアプリケーションの移行に新たな可能性を開く画期的な技術の一つです。私たちが開発した技術のすべての価値は、顧客が抱える製造上の課題を解決し、製造の未来に変革をもたらします。」と述べている。


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