3Dプリント造形品へのメッキ被膜形成技術を開発

日本企業が3Dプリント製造形品に対するメッキ被膜技術を開発

以下 日刊工業新聞より引用
新潟県燕市に拠点を置くメッキ加工業者 株式会社高秋化学は、燕三条地場産業振興センターと共同で、3Dプリンタで造形された樹脂製品に対し、メッキ被膜を形成できる技術を開発。

この技術により鍍金処理された造形物は、処理前に比べ耐摩耗性などが向上。前処理工程も3分の1程度まで短縮。機械部品や金型に加えて、抗菌性が必要とされる医療分野や、農業分野製品など幅広い用途への活用を見込んでいる。


Photo:日刊工業新聞

技術開発には、燕三条地域企業の技術開発支援を手がける燕三条地場産業振興センター主催の「表面処理技術研究会」と協力。同センターが材料表面の粗さなどの評価を担当し、高秋化学はメッキの密着性テストなどを実施。樹脂造形品へのメッキ加工処理として、密着性に優れるABS樹脂を使用している。

3Dプリンタで作製した樹脂造形品では、メッキ処理に適した樹脂がほとんど流通しておらず、被膜するための課題があったが、材料表面に凹凸を設ける独自技術や親水化の付与によって密着性を高め、耐摩耗性や抗菌性、平滑性などを向上。
通常のメッキ処理で必要なクロム酸を使わないため、前処理工程を3分の1に短縮できるほか、環境負荷や処理コストの低減にもつながっている。
FDM(FFF)方式で生成されたポリ乳酸樹脂の造形品に数十マイクロメートルのメッキ被膜を形成したところ、曲げ強度が処理前の2倍程度、曲げ弾性率が5倍程度まで向上した。

同技術は、ナイロン樹脂、ポリ乳酸樹脂、エポキシ系樹脂などの材料を使用するSLS方式、FDM(FFF)方式、SLA方式に対応。

日刊工業電子版より引用


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