デンバー大学にバーガー用3Dプリントロボット導入

SavorEat、米国デンバー大学に植物由来のバーガー用3Dプリンティングロボット「Robot Chef」を導入

フランスのケータリングサービス大手 Sodexo(以下 ソデクソ)は、植物由来の3Dフードプリンティングシステムを展開するイスラエルの企業 SavorEat と協力し、米国のデンバー大学で、SavorEatのバーガー用3Dプリンティングロボット「Robot Chef」を導入したことを発表した。
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一般的なビーガンバーガーは、冷凍された物を解凍しグリルやコンロで調理するが、デンバー大学の2つのキャンパスに配備された「Robot Chef」は、本体内に備えたカートリッジに、油、豆、ジャガイモ、ひよこ豆などの材料が含まれており、本物の肉に似た食感のパテをプリントすることができる。プリントされるパテは、顧客の好みに応じて、大きさ、焼き加減、タンパク質の量、調理法などをカスタマイズ可能で、約10,000通りの植物由来バーガーをプリントし提供することができる。

3Dプリントされたパテをハンバーガーとして仕上げるには人間の手が必要だが、カスタマイズされたパテ自体は、大よそ6分で調理される。

米国内の調査によれば、20代の若い米国学生の半数以上がフレクシタリアン(植物性食品を中心とし、肉の摂取を制限した食事)であると自認している。
そのような環境のなか、米国の教育現場へ植物由来の食品を提供するソデクソは、2025年までに二酸化炭素排出量を34%削減し、大学・カレッジのメニューの42%を植物性メニューにする計画を発表しており、今回の取組みはその計画の一部となっている。

SavorEatのCEOであるRacheli Vizman氏は取材に対し「当社の計画は外食産業だけにとどまらず、何れは家庭用の3Dミートプリンターを作るつもりです」と語っている。

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