カラー3Dプリンタメーカー「Rize 3D」が事業停止

カラー3Dプリンタメーカー「Rize 3D」が全事業の停止を発表

米国のボストンに本社を置く3Dプリンタメーカー Rize 3D は、3Dプリンタの製造・販売・サポートなどの全ての業務を停止することを発表。Rize 3Dの既存顧客に対するサポートは、新たに設立された Palitra という新会社が引き継ぐとしている。

今回の事業停止に関する詳細な理由については明らかにされていないが、Rizeの特許取得済み「APD(Augmented Polymer Deposition)」3Dプリント技術は、あまりにもニッチであり、考えられる用途の幅が狭すぎることで、販売数が伸び悩み、資金繰りが悪化したことが原因のひとつと考えられている。

APD技術は、後処理を最小限に抑え、安全で無害なリサイクル可能な材料を使用したマルチマテリアルプリントを可能とし、機械的、電気的、化学的特性を含む様々な材料を使用する部品がますます必要とされているインテリジェント製品を対象としていた。
RizeのインクルーシブAPDプロセスは、他社のマテリアル・ジェット・プロセスよりも低コストかつ高速にマルチマテリアル・フルカラー機能を提供するが、リアルさと精細さでは劣り、汎用的な材料を使用する他のFFF方式プリンタと競合するにはコストが高すぎていた。


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