米軍が3Dプリント グレネードランチャーを開発

米軍は3Dプリントグレネードランチャー「RAMBO」の開発と試射に成功

米国陸軍兵器研究開発エンジニアリングセンター(ARDEC)の研究者らは、3Dプリント技術で製造されたグレネードランチャー『RAMBO(Rapid Additively Manufactured Ballistics Ordnance)』の開発と試射に成功した。

今回試射に成功した3Dプリントグレネードランチャーは、米軍で使用される特殊武器の研究開発を担当する米国陸軍兵器研究開発エンジニアリングセンター(ARDEC)が、米国陸軍製造技術プログラム(Military Manufacturing Technology Program)チーム等と共に開発した3Dプリント製のグレネードランチャーで、3Dプリント兵器の実用性を検証するために製造された。

RAMBO 3Dプリントグレネードランチャーは、M203A1のデザインをベースに、主要部品をDMLS(ダイレクトメタルレーザー焼結)3Dプリント技術を用いて製造。

研究チームは、3Dプリント兵器製造におけるコストを見極めるためけでなく、3Dプリントプロセスにて製造される武器や軍需品が、どれほど実用性があるかを確認することを目的としていた。

RAMBOのアルミレシーバーとバレルは約70時間で3Dプリントされ、造形後約5時間の機械加工と後処理を経て完成。これは、従来の製造プロセス全体よりもはるかに高速であることが確認できた。

短時間での武器製造(修理やカスタマイズ)は、環境の変化に応じた即応性が重要な兵器供給に対し、大きなメリットがあるとしている。

また、RAMBOグレネードランチャーの3Dプリントに使用される粉末金属材料費は、1ポンド当たり約$100。従来の武器製造よりも高コストであるが、廃棄材料が無駄にならないメタル3Dプリントの製造プロセスや人件費を考慮すると、コスト面でも優位性が確保できる可能性があるとしている。

今回の試射では、グレネードランチャー本体だけでなく、訓練弾(M781 40mm)にも3Dプリント技術を活用。SLS方式の3Dプリントプロセスを用いて、ガラス充填ナイロン素材のカートリッジケース等を3Dプリントした。

米軍はこれまでにも3Dプリント技術を用いた実践的な研究開発を進めてきたが、防衛費の大幅な増加を公約に掲げるドナルド・トランプ新大統領のもと、この分野の研究開発はより拡大する可能性を秘めている。


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