Polyuse製3Dプリンタが排水土木構造物製造を実証

Polyuse製建設用3Dプリンタが、国土交通省PRISMにて排水土木構造物製造を実証

建設用3Dプリンタを開発する Polyuse は、広島県の建設会社 加藤組 と協力し、国土交通省主導の「PRISM」にて、生産性向上の一手として建設用3Dプリンタによる施工DXを、中国地方で初めて共同実証を行った。

背景と目的

加藤組は「街づくりのミライを動かす企業をめざして」をコンセプトに、現在まで多くの先進的な建設DXを進めており、これまでに「i-Construction大賞_国土交通大臣賞」を始め、中国i-Construction表彰や中国ICTサポートトップランナー企業等の豊富な実績も持ち、業界最先端をいく建設会社の一社である。
創業以来、積極的な挑戦を続ける加藤組に強く共感し、Polyuse製建設用3Dプリンタを活用した、施工領域における建設DXを共に進めていくべく、今回の協力体制を構築。また、今回のPRISMでは、さらなる建設用3Dプリンタの国内普及の可能性を目指すべく、国土交通省中国地方整備局 広島国道事務所、広島大学も参画した産官学が国内初連携した取り組みとなる。今後は、開発・検証のさらなるスピードアップ、かつ豊富な実証及びデータ蓄積を日々進め、建設DXを推進する。

PRISM 実証概要

本実証では、建設現場における生産性向上を目的に加藤組の施工管理のもと、実際の施工現場にて建設用3Dプリンタを活用し、排水土木構造物の現場製造を行った。そして、製造した構造物に対しては、広島大学の半井教授主導のもと、造形した構造物の硬化環境(外気温)による初期硬化の変化、3Dプリンタによる造形物の経年劣化の推定検査、強度発現の変化に関する検査などを実施。今後国内における建設用3Dプリンタ施工での必要データの蓄積、及び公表を進める。

  • 実施期間:2021年12月13日〜12月17日
  • 実施場所:令和2年度安芸バイパス寺分地区第4改良工事(施工者:加藤組)工事現場

PRISM について

現在、国土交通省を中心とした建設業界では、全ての建設生産プロセスでICT等を活用するi-Constructionを推進し、建設現場の生産性を2025年度までに2割向上させることを目指しており、その一環である「PRISM」は、建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクトとなる。


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