世界初の大型3Dプリントクレーンフック

重機メーカー大手Huisman、世界初の3Dプリント製クレーンフックをオフショア船に設置

オランダに本社を置く世界的重機メーカー Huisman は、世界初の3Dプリント製クレーンフックをオフショア船に設置することを発表した。

オフショア建設の吊り上げ作業用に特別設計された3Dプリント製クレーンフックは、チェコ共和国にあるHuismanの施設でワイヤーアーク式AM製造(Wire Arc Additive Manufacturing:WAAM)技術を使用して製造されている。ワイヤー金属材料を電気アークプラズマビームで溶融積層する製造プロセスは、これまでにない材料品質の管理が可能となり、従来の鋳造または鍛造物に匹敵する品質の高強度鋼製部品製造を実現。

この3Dプリント製フックは米国運輸局(ABS)によって認証されており、オフショア建設の世界的企業 OOS International の半潜水艦クレーン「OOS Serooskerke」及び「OOS Walcheren」に実装され、石油プラットフォーム建設や配管敷設などの海底設置プロジェクトで使用される。

3Dプリント製クレーンフックは、造船および海洋産業における最終用途の3Dプリント部品製造に重要な一歩を踏み出した。


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