BMWは新型i8ロードスターに3Dプリント部品を採用

BMWは新型ハイブリッド・スーパーカー「BMW i8 Roadster」に金属3Dプリント部品を採用した

BMWは、先のLA Auto Showで発表した新型ハイブリッド・スーパーカー「BMW i8 Roadster(ソフトトップモデル)」の軽量化のため、最適化計算された3Dプリント部品を採用した。

新型 i8 ロードスターは、より広いEVレンジと高出力システムを備えた前 i8 の改良モデルで、デザイン及び機械面を大幅にアップグレードさせた最新のEVスーパーカーである。主にモーター駆動されるi8は、高速走行で自動的にエンジンを合わせたハイブリッド走行に切り替わり、走行が安定すると再びエンジンがオフとなりモーターで走行するハイブリッド車だ。

炭素繊維強化プラスティックとアルミニウム素材による構造のロードスターモデルは、重量増を極限まで抑えるため、最適化計算によって重量軽減されたメタル3Dプリント部品を採用。

一切の無駄を省くため最適化計算されたソフトトップ開閉用部品は、ダイレクトメタル3Dプリント技術を用いて一度に複数部品を効率良く生成している。

メタル3Dプリント部品の採用など、重量増を最小限に留めたロードスターモデルは、1594kgの改良型クーペモデルから60kg増までに留めている。
3Dプリント部品を採用したソフトトップは、時速50km/h以下であれば、走行中でも僅か15秒でルーフの開閉を全自動で行うことができる。


最適化計算されたメタル3Dプリント部品

前輪モーター、後輪エンジンで駆動するパワーユニットは、1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンが最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生。モーターの最大出力は143hpで、エンジンとモーターを合わせ最大出力374hpを叩き出す。

エンジンとモーターを最大稼働した状態の走行性能は、0~100km/h加速 4.6秒、最高速度 250km/h(リミッター稼働)となる。

また、今回の改良に合わせロードスター及びクーペの両新型モデルに搭載されるバッテリーパックをアップグレード。前 i8 の7.1kWhから11.6kWhまで容量を上げたリチウムイオンバッテリーを搭載し、EVレンジを約50%上昇させ、EVモード最大53km(ハイブリッドモード時の燃費 47.6km/L、CO2排出量46g/km)の走行を可能にした。


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