3Dプリント銃の開発者が最新の取材で現状を語る

DIY3Dプリント銃「Liberator」開発者が最新の取材でDIY銃について語った

2013年に公開された世界初の3Dプリント銃「Liberator」の開発者であり、3Dプリント銃開発のためのオープンソース武器組織「Defense Distributed(ディフェンス・ディストリビューション)」代表であるCody Wilson(コーディ・ウィルソン)は、米国メディアReasonTVの最新の取材で、DIY銃器について語った。

2013年に3Dプリント銃「Liberator」のファイルを公開し、国防総省によるファイルの削除要求(一時的に非公開となっていたLiberatorのファイルは、数ヶ月後に立ち上がったDefense Distributedの新ホームページからの配布を再開)や、数々の訴訟問題などに対応してきたしたコーディ・ウィルソン。Liberatorのデビューから5年が経った現在、銃制作に必要な機器類は、ハード、ソフト共に精度が向上し、銃造りに費用な材料なども安価になり、DIY銃の愛好家にとって銃器開発はいままで以上に容易になってきた。

政府からの厳しい追及を受けながらも、Defense Distributedのディレクターであるコーディ・ウィルソンは活動をより活発化し「Ghost Gunner」と呼ばれる低コストの銃製造に対応したオープンソースのCNCをリリース。


Photo:Bryan Schutmaat

2017年後半には、Ghost Gunnerで製造可能な金属製拳銃AR-15フレームファイルを公開し、インターネット上のフォーラムで集まった多くの銃愛好家が、情報を共有しオリジナルのDIY銃の開発を行っている。

ReasonTVの最新の取材でウィルソンは、組織の法的な戦いの様子、米国内での銃規制の現状、オンラインコミュニティがアメリカ国内で銃器を製造する方法についてどのような役割を果たしているかなどについて語っている。

近年、大半のアメリカ人が銃規制強化を支持しているが、一方で自己防衛のために銃を所有する権利を認めている米国。この矛盾が今後のDIY銃製造にどのような影響をもたらすのか注目したい。


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