Google Earthから抽出した静止画と写真測量ツールを利用しフルカラー3Dプリントに成功
様々なWeb情報を収集・公開するソーシャルブックマークサイトRedditの投稿者「amishrefugee」は、Google Earth Proの3Dモデル画像抽出機能とフルカラー3Dプリンタを利用し、ローカルエリアの3Dプリントに成功した。
この試みでは、Google Earth Proの「建物の3D表示/立体写真モデル」描画機能を利用し、指定エリア内に描画された複数アングルの立体画像から、写真測量法(Photogrammetry:画像内に存在する平行な2点間の距離から写真画像の縮尺に合わせて画像上の距離を測定し、逆算して実距離を求めることができる技術)を使用して、Google Earthベースの立体データを生成して3Dプリントしている。
Google Earth Pro(パソコン版のみ)
Google Earth Pro からの立体画像書き出し(保存)方法
Google Earth Pro レイヤー機能「建物の3D表示/立体写真モデル」をONにし、描画領域を任意のアングルとサイズに拡大。
ファイル > 保存 > イメージを保存を選択し、画面上部の「画像を保存」から描画中の画像を書き出す。
複数アングルから書き出された画像をPhotogrammetry素材として使用するには、境界線や建物名などの余計な表示を非表示にする。
Google Earth 画像
複数アングル画像から生成された3Dデータには、書き出された画像から抽出したマッピング素材をテクスチャとして適用しているため、よりリアルな3Dプリント用データとして完成。これを石膏ベースのフルカラー3Dプリンタで造形することで、Google Earthから抽出された街並みとして再現することができる。
ソース:Reddit
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