- 2016-8-31
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最大かつ最速のダイレクトメタル3Dプリンタ『EOS M400-4』は大幅に生産性を向上させる
1989年に設立されたドイツ・ミュンヘンにある金属3Dプリンタのパイオニア「EOS」社は、同社のハイエンドモデルである「M 400」の上位クラスに相当する最大かつ最速のダイレクトメタル3Dプリンター『EOS M 400-4』を発表した。
2016年9月12日より開催されるIMTS(International Manufacturing Technology Show 2016)でお披露目される最新機種「EOS M 400-4」は、4つの独立した高出力レーザーを搭載した「The Ultra-Fast Quad-Laser Additive Manufacturing System(超高速クアッドレーザーシステム)」を採用。このクアッドレーザープラットフォーム上から一度に4つの造形を可能にしたことで、従来機種を大幅に上回る生産性の向上を実現。
EOS M 400-4のDMLS(Direct Metal Laser Sintering)は、400×400×400mmの大きな造形ボリュームに250×250mm領域(50mmの重複を含む)をそれぞれ独立して動作する4つの400ワットレーザーを装備。これまでにない速度で高精度なDMLS部品の造形を行うことを可能にします。
EOS M 400-4スペック
- 造形ボリューム:400 mm x 400 mm x 400 mm
- レーザータイプ:Yb-fibre laser; 4 x 400 W
- 光学部品:4 F-theta-lenses; 4 high-speed scanners
- スキャン速度:up to 7.0 m/s (23 ft./sec)
- 焦点直径:approx. 100 µm (0.004 in)
- 電源:3 x 50 A
- 消費電力:max. 45 kW / typical 22 kW
- システムサイズ:4,181 mm x 1,613 mm x 2,355 mm
- 推奨設置スペース:min. 6.5 m x 6 m x 3.3 m
- 重量:approx. 4,835 kg (10,659 lb)
現行モデル「EOS M 290」で培われた技術をベースに、造形領域の拡大と生産性向上のためのクアッドレーザーシステムを採用した「M 400-4」は、金属プリント装置としてAM(Additive Manufacturing)産業をリードするのではないでしょうか。
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