ドバイ政府は今春新たな3Dプリントヴィラを発表

世界初の3Dプリントオフィスを建設したドバイ政府は2018年4月に新たな3Dプリント建設計画を発表する

2030年までに建築物の25%を3Dプリント技術を使って建てるという長期的な戦略を計画中(関連記事はこちら)のドバイは、新たな3Dプリント建築として、今後2カ月の間に3Dプリントヴィラの建設計画を発表する準備をすすめている。
ドバイ市関係者によれば、3Dプリントヴィラ開発に必要な道具や設備は全て準備が済んでいると言う。

2016年に建設された世界初の3Dプリントオフィス

現在の技術では3Dプリント建築はまだまだ高額な投資となるが、ドバイに本拠を置く投資機関及び不動産会社などは、今後10年から15年の以内に3Dプリント建築が既存の建築工法に置き換わることになるだろうと語っている。

また、脱石油依存経済の準備として、AIや3Dプリントなどの先端技術への投資を加速するUAE(アラブ首長国連邦)は、3Dプリント技術に関する新たな建築基準の標準化に向け『Smart Buildability Index』を設置するなど、3Dプリンティング技術を用いた近代的な建設技術の標準化を進めており、ドバイは2016年末にシリコンバレーに拠点を置くベンチャー企業「Cazza Construction Technologies(以下 カザ・テクノロジーズ)」とパートナー契約を締結し、カザ・テクノロジーズが独自に開発を進める3Dプリント技術「crane printing」を利用した高層ビル建設の開発を進めている(関連記事はこちら)。


カザ・テクノロジーズの3Dプリント技術は100㎡の建物を24時間で3Dプリントする

新たに建設される予定の3Dプリントヴィラに関する詳細は不明だが、恐らくカザ・テクノロジーズの3Dプリント技術が活用されるかもしれない。


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