- 2015-4-9
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, Cody Wilson, Direct Metal Laser Sintering, DMLS, Gun, Liberator, Selective Laser Sintering, SLS, 粉末焼結, 銃
金属部品メーカーが製作したメタル3Dプリント実銃用高精度サプレッサー
2015年3月、米国の銃器ディーラーが3Dプリンタを利用し製作した樹脂製22LRライフル&ピストル用のサプレッサーに関する話題をご紹介しましたが、今度は同じ米国の金属部品メーカーが、ダイレクトメタルプリント技術を利用し、金属製サプレッサーを製作しました。
SOLIDWORKSによって3Dモデル化されたこのサプレッサーには独特の外装デザインが施されているが、内部は基本的な構造の設計でまとめられているそうです。既に実銃による試射も重ね、十分な性能があることを証明しています。
以前お伝えしたDMLS銃と同様、現在のメタルプリント価格では相当な高額商品になるため、一般的な銃愛好家が手にするのは難しい商品となっているようです。
銃社会と言われている米国でも、サプレッサーの所持や銃の製造には厳しい法規制があると思いますが、こういった製造技術が向上しつづけていくことで、ホビーユーザーレベルでも実射に耐えるパーツが製造可能となり、問題は益々複雑化していくのかもしれませんね。
3Dプリント銃規制強化に新法案提出
コーディ・ウィルソン(3Dプリント銃the Liberatorの創設者)からはじまった3Dプリント銃問題。彼の行動に一定の理解を示す人間がいる一方で、米国内では新たに3Dプリント銃規制のための新法案が提出されようとしています。
凶悪なテロ組織や犯罪者が、検出が困難な3Dプリント銃を製造、所持することへの危険性を訴え、新たな法整備に向けた準備が進められているようです。
世界各地で発生するテロ事件などを考えると、当然の動きかもしれませんね。
3Dプリント銃の危険性を訴えるニューヨーク議員スティーブ·イスラエル氏と3Dプリントパーツを組み込んだAR-15
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