中国が3Dプリント技術で新型軍用機を開発

中国の飛行機製造会社が3Dプリント技術で次世代新型軍用機を開発

中国共産党中央委員会の官営機関紙「人民日報」傘下の Global Times によれば、中国軍は新開発の次世代軍用機に3Dプリント技術を活用し、多くの3Dプリント部品を使用している。

瀋陽飛機工業集団が開発した J-31

中国国営航空工業集団公司の子会社である瀋陽飛機工業集団は、中国戦闘機の発祥地として知られており、中国人民解放軍の第一世代戦闘機「J-5」から最新の空母艦載戦闘機「J-15」、多用途戦闘機「J-16」までの主要戦闘機の製造を行っており、第5世代ステルス戦闘機技術の検証機である「FC-31」も開発している。
瀋陽飛機工業集団の工芸研究所である羅陽青年団に所属する李小旦氏は、中国中央テレビ(CCTV)の取材に対し「私たちは、航空機に対し3Dプリント技術を工学レベルで大規模に適用しており、世界をリードする立場にあります。新型の軍用機開発に対する要求が高まる中、軽量化、寿命延長、コスト管理、迅速な対応などの面で、これまでの生産アプローチに対する突破口を開くために設立された」と語ったと報じている。

J-16 戦闘爆撃機

CCTVによれば、羅陽青年団は最新の3Dプリント技術を活用して、中国の新世代戦闘機が使用する部品を生産。リベットや溶接で部品をつなぐ従来の製造方法に比べ、3Dプリンタは一体化した部品を作るのに適しており、構造強度が高く耐用年数の延長にもつながるため、軍用機だけでなく、中国航空業界の他の主要な航空機製造工場にも導入されていると報じている。


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