Bosch世界中の施設にUltimaker 3Dプリンタを導入

Boschは世界中の工場や研究施設にUltimaker 3 Extended 3Dプリンタを大量投入

世界的な自動車部品サプライヤ大手ドイツの「Bosch(Robert Bosch GmbH)」は、世界中の同社工場や研究施設に、欧州で高い評価を得ているオランダの3DプリンタメーカーUltimaker社製3Dプリンタ『Ultimaker 3 Extended』を導入することを決定した。

Boschは、デュアルエクストルーダーを備えたUltimaker 3 Extended 3Dプリンタを、ドイツ、ハンガリー、中国、インド、米国、メキシコなど、世界各地のボッシュ工場や研究施設に導入し、プロトタイプや治工具類などの製造に利用する。

Boschは、製造コストと開発コストを削減するための有効なツールとして3Dプリント技術を活用したプロセスを研究しており、3Dプリンタをベースとした統合されたワークフローを確立することで、新製品設計期間を短縮し、プロトタイピングおよび開発コスト全体を削減することを目指している。

またUltimakerは導入に伴う提携で、ハードウェア、ソフトウェア、マテリアル、トレーニング等のサービスを、世界中どこにいても提供できるよう継続的なサポートを行うとしている。

自社の生産ラインにUltimaker 3Dプリンタを活用しているフォルクスワーゲン

生産ラインの高効率化やコスト軽減のため、3Dプリンタの導入を積極的に進める企業は増えている。中でも注目すべき点は、世界的に知られる大企業でも、これまでのような高額な工業用3Dプリンタではなく、数十万円から導入できる安価なコンシューマータイプの3Dプリンタの採用が増えている点だ。コンシューマー機の性能が向上し、ハイエンド機と比較しても遜色ない精度を実現したことで選択肢が増え、用途に応じた使い分けができるようになってきた。
全てがそれに置き換わる訳ではないが、高額なランニングコストを必要とする工業用3Dプリンタ以外にも選択しが増えたことは、ユーザーにとって大きな意味がある。


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