- 2015-5-19
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AutodeskがSparkプラットフォーム対応3DプリンタEmberのオープンソース·メカニカル·デザイン·ファイルをリリース
AutodeskのSparkテクノロジーと、そのSparkプラットフォームをベースとした光造形機EMBERについて様々な情報をお伝えしつづけていますが、この度、このEMBER 3Dプリンターのオープンソースデザインファイルが同社サイトより公開されました。
公開された3DCADファイルは、同社の無償3DCADソフト「Fusion 360」形式(CCライセンス)で公開されており、CCライセンス規約に準じていれば、基本的に誰でも自由に利用することができる。
データをダウンロードするには、こちらのサイトにアクセスし、ブラウザ右上にあるDOWNLOADボタンから案内用メールアドレスを登録するだけ。折り返し、DOWNLOADに関する案内が指定アドレスに送られてきます。
対応ブラウザを利用すれば、ブラウザ上からも3Dファイルの確認ができる。
Autodeskは、Spark及びEMBERをベースとした樹脂材料に関する情報までもオープンソース化を進めており、今回公開された3DCADファイルについても、そういったオープン化の流れから派生した試みなのでしょう。
同社がオープン化を進めることで、数多くのエンジニアによる研究開発が活発化し、結果的にSpark技術がこの分野のプラットフォームとして定着する可能性を秘めています。
ダウンロードされたファイルをFusion 360で展開してみました
Autodeskは、先日もお伝えした通り、MicrosoftやHP等と共に新しいファイルフォーマット「.3MF」開発のため3MFコンソーシアムの設立や、先に提携したHPのマルチジェット技術との共同研究、更にはスパーク投資ファンドを経由して、超高速光造形CLIP技術を有するCarbon3Dプリントにも1000万ドルの投資を発表しており、益々業界内での勢力拡大を展開しています。
このままAutodesk、Microsoft、HP等による展開が順調に進むと、現在3Dプリント市場を二分するStratasysや3D Systemsも吸収されてしまうのかもしれませんね。正直、ユーザーとしては、統合していただいた方が有難い面もありますが(苦笑
いずれにしろ、今後の展開が非常に楽しみですね。
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