米国セーリングチーム「American Magic」は船体パーツ開発に3Dプリント技術を活用

2021年3月6日～21日の期間、ニュージーランド・オークランドで開催される国際ヨットレース「第36回 アメリカズカップ」に参戦するニューヨークヨットクラブ所属のセーリングチーム「American Magic（アメリカン・マジック）」チームは、アメリカズカップ参戦に向けた高性能な船体部品を開発するため、3Dプリンタメーカー Stratasys とサプライヤー契約を締結。

アメリカン・マジックの技術者チームは、ヨット用部品に信頼性および再現性の高い高性能部品を適用するため、Strataysの「Fortus 450mc」3Dプリンタとカーボンファイバー強化の「Nylon 12」材料を使用し、各予選レース後に必要に応じた新しい部品を再設計して即座にオンデマンド3Dプリントすることで、短時間でボートのパフォーマンスを向上を実現している。

オンデマンドの生産環境で、迅速にカスタマイズされた部品を生産することができる3Dプリント技術は、競争力のあるセーリングアプリケーション開発に大きなメリットをもたらすことができる。

アメリカン・マジックの技術チームには、オフィシャルイノベーションパートナーである航空宇宙関連企業大手エアバス（AIRBUS）のエンジニアも参加し、ボートデザインの最適化に協力している。

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