CES 2022で3Dプリント製大型間仕切りを展示

Aectual「CES 2022」オランダパビリオンのために大型3Dプリンタでパーテーションを作製

3Dプリント技術と持続可能な材料を用いた革新的なアーキテクチャ製品を開発するオランダのデザインスタジオ Aectual は、2022年1月5日から7日まで米国ラスベガスで開催された世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスの展示会「CES 2022」で、大型3Dプリンタを利用して、オランダパビリオン用の3Dプリントパーテーションを作製した。


All Photo : Aectual

必要な分だけの材料を使い、部品をリサイクルし、持続可能な材料で生産することができる3Dプリンティング(Additive Manufacturing)技術は、世界が直面する環境問題への対応に適しているとして、様々な取り組みが展開されている。Aectualは、3Dプリンティング技術を利用して、再生プラスチックから造られたサステナブルなパーテーションを作製。

リサイクル材や再生材から造られたこのパーテーションは、CES2022のテーマである「Tech for a Responsible Future」を表現した物で、気候変動やクリーンエネルギーの必要性など、現代に不可欠な概念に焦点を当てている。
Aectualは、このパーテーションのプリントに必要な量の材料を得るため、2016年のEU議長国のためアムステルダムに建設された欧州連合の仮設コングレスセンターのシートを再利用した。

このパーテーションは、SEC 2022終了後も壊すことなく、サンフランシスコのオランダ総領事館に送られた後に再びリサイクルされ、新たな作品へと3Dプリントされることが予定されている。


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