マダガスカルに世界初の3Dプリント学校が完成

非営利団体Thinking Huts、マダガスカルに世界初の3Dプリント学校を開校

技術ソリューションによって教育をより身近なものにすることを目指す米国の非営利団体 Thinking Huts は、2021年春に発表した世界初の3Dプリント学校をアフリカ南東部沖に浮かぶ巨大な島国マダガスカルの都市フィアナランツォアに完成させた。
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image : facebook@thinkhuts

Thinking Hutsは、「ブーゲンビリア(旧プロジェクト名「hut v1.0」)」と名付けられた世界初の3Dプリント学校をフィアナランツォアに開校。7年掛りで実施された同プロジェクは、マダガスカル フィアナランツォアの公立大学 Ecole de Management et d’Innovation Technologique(EMIT)との長期的なパートナーシップのもと、雇用の創出と経済成長の触媒となることを目指し、今後更に3Dプリント学校の開校を予定している。

ブーゲンビリアは、Thinking Hutsがコミュニティからのフィードバックと環境への配慮に基づいて設計されたデザインをローカライズし、最もニーズの高い都市部と農村部の両方で再現することを予定しており、次のプロジェクトとして、複数の小屋をつなげたハニカムキャンパスを建設することを計画。

3Dプリントされた学校の壁は、環境圧力に耐えられるセメント混合物からプリントされており、屋根、ドア、窓は地元で調達した材料から構成されている。このハイブリッド設計により、地元メーカーが建設プロセスに参加することが可能となるだけでなく、将来的な3Dプリント建設プロジェクトに活用できるよう、3D操作スキルを指導。また、信頼できる地元パートナーが学校運営に関わる日常業務を監督し、メンテナンスや調整、教師の派遣などを担当している。


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