建設3Dプリント用インク「Planitop 3D construction ink」

Black Buffalo 3DとMAPEIは建設用3Dプリンタ技術の研究・開発・製造を目的に提携

大型建設用3Dプリンタのリーディングカンパニーである Black Buffalo 3D と、イタリアの建築材料メーカー大手 MAPEI は、建設用3Dプリンタの研究・開発・製造に関する戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

パートナーシップ締結後初のコラボレーションである3D建設用インク(Planitop 3D construction ink)は、Black Buffalo 3Dの「NEXCON 3D」建設用プリンタで使用することで、既存建材の数分の一のコストでより高性能を発揮するように作られている。この設備と材料の組み合わせは、米国の建設3Dプリント企業 Alquist 3D が、米国内に200戸の3Dプリント住宅を建設する大規模なプロジェクトでも活用される予定となっている。
関連記事:Alquist 3D、200戸の住宅を3Dプリント

Black Buffalo 3DとMAPEIの材料研究チームは1年以上に渡り、3D建設業界向けのセメントベース建設用インクの調整に取り組んできた。ニュージャージー州エリザベスにあるBlack Buffalo 3Dチームは、NEXCON 3Dプリンタで13時間以上のプリントセッションを行い、ICC-ES認定ラボ Intertek のメンバーによって検証されている。この検証プロセスでは、3Dプリントされた壁に関する「ICC-ES AC-509規格」の基準に適合するためのテストが行われており、結果については今後数ヶ月以内に発表される予定となっている。

Black Buffalo 3D の親会社である Big Sun Holdings のCEO/COOであるMichael Woods氏は次のように述べている。
「当社のチームは、3D建設業界の次の成長段階を推進するため、材料の標準化の必要性を認識しています。MAPEIは我々のチームが開発したシステムを強化して次のレベルに押し上げ、市場のあらゆる製品を凌駕し、ほぼすべてのレベルで実現可能な住宅、建物、インフラの3Dプリンティングを可能にします。」


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けする「Newsletter 3DP id.arts」への登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る