スマホ3Dプリンタ「ONO」新たなキャンペーンで追加資金調達

Kickstarterで大炎上中のスマホベース3DプリンタONOが新たな資金調達を開始

2016年、Kickstarterで16,180人の支援者から約230万ドル(約2億5,300万円)の資金を調達し、Kickstarter史上最も成功した3Dプリンタキャンペーンの1つとなったスマートフォンベースの3Dプリンタ「ONO(旧 OLO)」(関連記事はこちら)は、キャンペーン開始から2年以上経った現在も支援者(弊社も含まれる)に製品を届けることが出来ず、訴訟問題へと発展しかねない状況の中、今回新たに「StartEngine」で追加資金調達を開始した。

ONOはキャンペーン終了後、Bluetoothに関する基盤の再設計など、ハードウェアに関連した不可解な障害を理由に遅延を重ね、多くの支援者から批判を受け、返金を求められている。今回新たにスタートアップを支援するStartEngineで資金調達を開始し、2018年7月12日現在、36人の支援者から34,745ドルの追加資金を調達している。

ハードウェアスタートアップ支援を目的としたKickstarterと異なり、ベンチャーキャピタル支援を目的としたSmartEngineでローンチした新しいキャンペーンでは「より強固な経営基盤の構築と市場拡大を目的にした資金調達であり、 新たに調達した資金で、国際配送を行うと共に、コンシューマーや歯科市場向けの新しい樹脂追加や、専用アプリの運営に必要なサーバ管理費用などを捻出する」と主張している。

同社は、Kickstarterの進捗コメント欄に対し、新たなクラウドアプリの公開や追加資金調達に関する情報を投稿しているが、多くの支援者から批判コメントが相次ぎ再び大炎上。Kickstarterで支援するスーバーバッカー等は、新たな資金調達キャンペーンに対し、十分注意するよう呼びかけている。


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