広大な自然環境に設置されるため開発された3Dプリント製自立型宿泊施設『Galini Slrrping Pod』
カリフォルニア州にある不動産開発業者「Walden Monterey」は、ニューヨークに本拠を置くデザインプロダクション「DFA」と協力し、技術者や自然愛好家のための3Dプリント製自立型宿泊施設『Galini Sleeping Pod』を開発。
Galini Sleeping Podは、風力と太陽光発電システムを備える300平方フィート(約27.9平方メール)の3Dプリント製の建物で、大気中の水分から飲料水を生成するシステムや、有機性ろ過装置によってすべての排水をリサイクルするシステムなど備えており、トイレやシャワーなど、快適な日常生活に必要な生活用水を賄うことができる。
この建物の97%には、3Dプリント技術から生成される部品が含まれており、複雑な3Dプリント構造から成る高剛性なシェルユニットは、リサイクルアルミニウム素材から生成された4つの脚で支えられ、自生する植物などを傷つけぬように配慮したデザインが採用されている。
600エーカーに及ぶWalden Montereyの敷地に設置されるGalini Sleeping Podは、多様な人材による新たなコミュニティを対象とした自立型宿泊施設であり
「樹木を伐採しない」「再生可能エネルギーのみ使用する」という2つのルールの元、建築とデザインの力を利用し、実社会から離れた生活空間の中で自分自身を再生し、より良い社会を構築することを目的として運営されている。
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