ほぼ反りの出ない高性能フィラメント

PolymakerはWarp-Free技術で作られた高性能ナイロンベースフィラメント「PolyMide CoPA」をリリース

上海に拠点を置くフィラメントメーカーPolymakerは「Warp-Free」と呼ばれる技術を用いた、ナイロン(ポリアミド)ベースの新たなエンジニアリンググレードフィラメント「PolyMide CoPA」をリリースした。

PolyMide CoPAは、同社が昨年リリースした2つの新しいTPUベースフィラメントに次ぐ新たなエンジニアリンググレードフィラメントで、ナイロン特有の耐熱性と耐久性に優れた「ほぼ反りのない」3Dプリントを実現したフィラメントとなっている。

PolyMakerの「Warp-Free」技術は、フィラメント製造時の微細構造と結晶化を化学的に制御することによって機能し、ナイロンの固有の特性を犠牲にすることなく、3Dプリント中に発生する反りなどの問題を解決することができる。

また、PolyMide CoPAには、3Dプリンタノズルを損傷させる可能性のある研磨剤などが含まれておらず、250°C以上のノズル温度に対応したFFF方式3Dプリンタであれば、他の汎用材料同様に簡単に3Dプリントすることができる。


湿度による影響を防ぐため、同社の除湿ケース「PolyBox」の使用を推奨している。

PolyMide CoPAは、耐久性、高熱変形性、優れた層接着性、高い引張強度を特徴とする加工部品を製造するのに適しているため、Polymakerは同済大学の研究チームと協力し、開発中のエコカー用部品や冶具製作などにPolyMide CoPAを活用している。

Polymaker製フィラメントを扱う3Dプリンタ用フィラメント専門ショップ「3DFS」でも、近日中に「PolyMide CoPA」の販売を開始する。


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