フェラーリF1チームは2017年の新型マシンに3Dプリントピストンヘッドを使用?!
自動車レースの最高峰 Formula 1 の名門チーム「Ferrari」が運営するワークスレーシングチーム『Scuderia Ferrari』は、2017年に投入する新型モデル(コードネーム668)のエンジンに、3Dプリント技術によって製造されるピストンヘッドの適用を検討している。
Image Source : https://www.facebook.com/ScuderiaFerrari/
イタリアのハイエンド自動車部品メーカーMagneti Marelliによって設計されるDMLS(ダイレクトメタルレーザー)3Dプリント部品は、新しいF1エンジンのパワーユニットに耐えられる強度を有していながら、ハニカムパターンなどの複雑な内部形状を適用することで材料の使用量を減らし、車体重量の削減に貢献することができるとしている。
参考資料 2010年F1ピストン(Image Source : auto123.com)
これまでも、レギュレーションの変更などに合わせ改良が必要なF1部品の製造において3Dプリント技術は大きく貢献してきたが、ピストンヘッドのような重要パーツへの適用が、レース結果にどれほど影響するかは未知数である。
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3Dプリント部品を利用すると噂されるフェラーリ2017年モデル(コードネーム668)の詳細については、2017年2月24日フィオラノ・サーキットで行われる同社発表会で公開される予定。
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昨シーズン、コンストラクターズ3位に終わったフェラーリは、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンと共に新型マシンでシリーズチャンピオンを狙う。
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