3Dプリントタイヤ装着車でル・マン2030に勝つ

3Dプリントタイヤを装着した未来のレースマシンがル・マン24時間耐久レースを制する?

ベルギーのコンセプトカーデザイナーJeroen ClausFabian Breesは、ミシュラン・デザイン・チャレンジの一環として、2030年のル・マン24時間耐久レースに参戦する電気自動車として、TESLAのコンセプトデザインモデル「TESLA LE MANS 2030」を発表。

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アウディがFIA世界耐久選手権から撤退し、FIAフォーミュラE選手権(電気自動車フォーミュラカー)への参戦を表明するなど、ここ数年で大きく変化するであろう自動車レース界において、歴史あるスポーツカー耐久レースの一つ「ル・マン24時間」も、同分野への本格的なレギュレーション変更が実施されると予測されています。

そんな中発表された今回のコンセプトカーは、電気自動車産業をけん引する自動車メーカーTESLAをベースに、2030年 ル・マン24時間耐久レースに参戦するコンセプトカーとして発表されたもの。

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2030年のコンセプトカーとしてデザインされた「TESLA LE MANS 2030」には、スポンジライクのナノ3Dプリント材料を用いて生成された3Dプリントタイヤが装着されている。このタイヤは、ミシュランが開発する圧縮空気を使用しないホイール一体型タイヤTWEEL技術をベースとした次世代の超軽量エアレスタイヤ「MICHELIN TWEEL SPORTS」というコンセプトの3Dプリントタイヤで、インホイールモーターとブレーキからの熱を表面に分散させ、摩擦によって誘発される熱から電気を発生させる特徴を持つナノ3Dプリント材料から生成されている。

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バーチャル機能の強化

完全にクローズドなデザインのコックピットに座るドライバーは、VR/AR対応のヘッドマウントを装着し、車外に設置された360度カメラからのリアルタイム映像を通してドライビングを行う。

また、テレビ観戦中のユーザーのため、走行車両にはリアルタイムでマッピングが行われ、走行中車両のバッテリーステータスやタイヤの状態をモニタリングするだけでなく、広告や車体カラーリングなどもリアルタイム処理することができるような仕様となっている。これにより、従来の広告システムとは異なる新しいプロモーションが展開できるようになる。

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これはあくまでコンセプトデザインでありこのままの車両が走行する訳ではありませんが、既存の技術を拡張させたアイディアはより現実味を帯びているため、本当に2030年までにこのコンセプトに近い車両が実レースで走行する日が来るかもしれませんね。

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