べジマイトで導電性食用3Dプリンター?

オーストラリアの国民食?ベジマイトを材料にした導電性食用3Dプリンター

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Vegemite/ベジマイト(下引用文参照)」と言えば、オーストラリアやニュージーランドではポピュラーな食材ですが、今回紹介するプリンターは、このベジマイトを導電性3Dプリント材料とした食用3Dプリンターです。

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このプリンターを開発したのは、ウーロンゴン大学のマルク教授の研究チーム。同氏は、ソフトロボティクスとバイオマテリアルに関連する食用3Dプリンターで使用できる食用材料を探していたところ、偶然朝食の席に置かれていたベジマイトを見て思いつき、この材料を用いた3Dプリントをテスト。結果は映像からもご覧いただける通り。適度な水分と塩分を含むベジマイトが、LEDを点灯させています。

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元々適度な柔らかさのあるベジマイトは、食用プリンターで用いられるシリンジポンプへの適用にも向いており、今回の研究素材としても最適だったようです。オージーにとっても好き嫌いの分かれる食材ですが、この仕組みを使ってどんな研究を進めるのか、今後の展開が楽しみですね。

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ベジマイトとは(Wikiより)
ベジマイト(Vegemite)は、塩辛く濃い茶色のペースト状の食品である。主にサンドイッチに用いたり、トーストに塗ったりして食べるが、料理に使うこともある。
オーストラリアとニュージーランドではポピュラーであり、半ば冗談でオーストラリアの国民食と言われることもあるが、他の地域ではめったに見られない。1923年にオーストラリアのフレッド・ウォーカー社(Fred Walker)がビール酵母からスプレッドを開発した際に、食品技術者のシリル・キャリスター(Cyril P. Callister)がベジマイトを発明した。
ベジマイトはイースト菌抽出物(酵母エキス)を元に作られている。実際には醸造の副生成物であり、麦芽抽出物も含んでいる。ベジマイトはチアミン(B1)・リボフラビン(B2)・ナイアシン(B3)・葉酸(B5)などのビタミンB群に富んでいる。ベジマイトの味や生産はイギリスのマーマイトに類似しており、実際マーマイトの名前をもじって「パーウィル(Parwill)」としても少しの間知られていた(“Ma might not like the taste, but I’m sure Pa will”「ママはこの味が好きじゃないかもしれないけど、パパならきっと好きだと思う」)。ベジマイトの現在の名前は、フレッド・ウォーカーの娘シーラ(Sheilah)の思うままに無作為に選ばれた。現在、この商標はクラフトフーヅ社が保持している。

ベジマイト・トースト
オーストラリアとニュージーランドでは非常にポピュラーである一方、その他の地域では決してよく売れることはなかった。ベジマイトは外国人、特にアメリカ人が毛嫌いすることで悪評が高い。またオーストラリア人が皆ベジマイトを好んでいるわけではないことにも留意すべきである。ベジマイトを嫌悪するオーストラリア人も多く存在する。にもかかわらず、「オーストラリア人はベジマイトのことで戦争を起こすかもしれない」と言われたこともある。
ベジマイトは先に述べたようにかなり塩辛く、香りはエビオス錠などの酵母製剤に似た独特の香り・旨味・コクが口に広がる。


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