3Dプリントプラスチック部品、2030年までに260億ドルに達成する見込み

3Dプリントされたプラスチック部品の売上げが2030年までに260億ドルに達する見込み

アディティブ・マニュファクチャリング(AM)専門の大手市場調査会社 SmarTech Analysis は、プラスチック3Dプリント分野に特化した初のレポート「Polymer Parts Produced:AMアプリケーション市場分析」を発表。今後10年間で多くの分野で製造に3Dプリントが採用されることで、3Dプリントされたプラスチック部品の年間売上げが260億ドル(約3兆7,132億円)に達すると予測している。

射出成形や他のプラスチック製造技術との競争力が高まるにつれ、AM(3Dプリンティング)技術はより多くの最終使用部品や機能的なツーリング、プロトタイプに至るまで幅広い分野で活用されている。また、本レポートでは、パウダーベースの3Dプリント技術の利用が、ポリマーAM部品の主流になりつつあると予測し、HP、EOS、3D Systems、Stratasysなどの開発を取り上げ、パウダーベース技術で作られるアイテムの数が、2025年までに年間1億個を超えると予測。
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また、年平均成長率(CAGR)の観点から、プラスチックプリント技術による最終使用部品が、最も急速に拡大する部品の上位5つとしており、これは最終使用部品のCAGRが最も高かった航空宇宙分野に最も多く当てはまり、次いで消費材としている。医療用3Dプリント(歯科用を含む)に関しては、比較的成熟しているため、産業分野と比較するとその成長は緩やかであるとしている。

このレポートでは、プロトタイプ、ツール、工具、最終用途の生産品目を含むポリマー部品の生産量とその市場価値を追跡。航空宇宙産業における航空機の内装や、無人航空機(UAV)部品から、ヘルスケア産業における歯科用ガイドや個別手術用ガイドまで、8つの主要産業と数十の部品分類を対象としている。


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